革製品(今回はキーホルダー)ができる工程

このキーホルダーは、サコッシュ製品(おでかけサコッシュ・おすましサコッシュ)に付属します。鍵を使うときにはクルッとまわして、鍵をサコッシュ につけたまま利用できます。留め具はホックなので、外して使うこともできます。

最近、レザークラフト を趣味として、手芸屋さんで革を買ってきて自分で作る方が増えましたね。

裁縫だと、生地を切って→縫う、という作業ですが、革の場合は動物の皮を扱うので、下準備が必要となってきます。今回は手順を紹介します。(上のキーホルダー作成の手順で)

最初は必要な大きさに切り取ります。

そして、革の横面(コバと言います)が角張っているので、丸みを持たせます。

本革のバッグや財布などはどれも、このコバ面をきれいに処理していますよね。コバ面を丁寧に整えると見映えがとてもよくなります。
磨いていくと、こんな感じになっていきます。

このような下処理をしてから、穴を開けて、金具を取り付けて完成です。

革製品の製作には、下処理段階が必要で、けっこう工程があります。それを飛ばして縫い始めたりすると、あとで後悔するのです・・。めんどくさい作業でもあり、丁寧にすればするほど良いものが出来上がってくる楽しみもあります。

私の経験ですが、初めの頃はその大事さがわからず、けっこうてきとうにして妥協していました。出来上がる製品の見映えを重要に思っていましたんですね。でも、コバ面や裏面がイマイチだと作っていて、なんとなく楽しくないんですね。

それから下処理に時間をかけるようにしました。すると、その後の作業が楽しくなってきたのです。作っている段階で、出来上がりに期待できる!のです。しっかりと下処理をして出来上がったものは、その製品に愛着(わが子のよう?)が全然違うんですねー。人生と同じで、見えない部分こそ最も大事なんですね。(コバ面はすごく見えてますけど・・)