布製品について

「夙川育ち」では、倉敷帆布(隣の岡山県)、播州織(地元の兵庫県)、を中心に、信頼できる国産の良い生地を使って、布製品を作っています。(地元では生産していない素材を使う場合などを、除く。)

倉敷帆布について

  • 国内で流通している帆布の9割が、安価な海外製です。
  • しかし、私たちは、倉敷で伝統的な「シャトル織機」で織られた上品な帆布を使っています。この帆布は、大量生産品と比べると同じ量を生み出すのに4、5倍以上の時間がかかりますしかし、その手間が生み出す適度な糸の膨らみが、昔ながらの帆布独特の温かい風合いとなります。
  • また、糸から染めることで、発色がよく、深みのある色が長持ちします。 革製品の革は海外のものが多い中、夙川育ちのレザーサコッシュ製品はもともとの皮もその加工も純国産です。

ご使用するうえで注意すること(帆布製品)

  • 糸の先染めの帆布を使っていますので、他の帆布に比べて色落ちには強いです。それでも、使用・保管状態によっては、色落ちや色ムラが生じることがありますので、下記の注意を守ってください。
  • 日常的なメンテナンスとして、織り目に添ったブラッシングをしていただければ長持ちします(帆布は織り目の隙間にホコリが溜まりやすいので)。
  • 湿気に弱いですので、保管には、直射日光の当たる所・高温多湿の所は避け、風通しの良い日陰で保管して下さい(湿気の高いところでは、カビやシミが生じることがあります)。
  • 洗濯を含めて、水に浸さないでください。
  • 雨などで濡れてしまったら、まずは乾いた布で叩いたりして、水分を拭き取ってください。一部分だけ濡れていると輪染みのように跡が残ってしまう可能性があります。
  • 雨などの対策として、防水スプレーが効果的です。バッグがしっかりと乾いている状態で約30cm程度離したところから全体に軽くスプレーしてください。スプレーしすぎると、ムラが残ることがありますので、ご注意ください。スプレー後は、陰干ししてください。
  • バッグの角や、小さく汚れがついてしまった箇所は、白い消しゴムで軽く擦ってください。強く擦りすぎると、色ムラや色落ちする場合があります。その消しゴムのカスが、織り目の隙間に残っているときはブラッシングをお願いします。
  • どうしても汚れが取れず、洗剤を必要とするときは、PH数値の高い洗剤は避け、弱酸性、中性のものを薄めて、柔らかい布などにつけて、(色ムラを防ぐため)慎重にふいてください。

播州織について

  • 染色に適した豊かな水に恵まれた北播磨の伝統産業である播州織は、糸を織り上げる前に染める先染めの製法のため、時間と手間がかかりますが、色落ちしにくく、豊かな色合い、風合いとなっています。

ご使用するうえで注意すること(播州織)

  • 播州織は糸の芯まで染め上げた糸を織り、生地を作っています。そのため、色落ちがほとんどありません(PH数値が高い洗剤の場合には、色落ちすることはあります)。
  • 「夙川育ち」では、縮みやすい生地は縫製の前に、水通しをしています。そのため、大きく縮むことはありません。しかし、長時間、水につけておいた場合には、多少は縮むことがあります。
  • このように、播州織自体は、洗濯に耐えられますが、革製品、帆布製品に使われている場合は、洗濯は控えてください。

その他の生地

  • 内布は基本的に、播州織だけを使っていますが、外布は、デニムや、コットンリネンキャンバスなど、商品の個性に応じて他の生地を使っています。
  • 縫製の前に、水通しをしています。そのため、大きく縮むことはありません。しかし、長時間、水につけておいた場合には、多少は縮むことがあります。

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